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未来をつくる家づくりノート③-2
第3シーズン 家づくりのパートナーを考える
第2話
「一番いい住宅会社」は、あるのでしょうか。
「結局、どこの住宅会社が一番いいんですか?」
これは、面談で本当によくいただく質問です。
そのたびに、わたしたちは少し考えてからお答えします。
「一番いい住宅会社は、ご家族によって違います。」
少し曖昧に聞こえるかもしれません。
でも、家づくりを長く見てきて、この答え以上に正直な答えはないと思っています。
同じ家でも、選ぶ理由は違います。
以前、ほぼ同じ予算で家づくりを考えていた二組のご家族がいらっしゃいました。
一組は、小さなお子さんがいるご夫婦。
共働きで、毎日が忙しく、
「冬でも暖かく、家事が少しでも楽になる家がいい。」
という希望をお持ちでした。
もう一組は、ご夫婦二人で暮らすことを見据えたご家族。
「木のぬくもりを感じながら、ゆっくり暮らしたい。」
という思いがありました。
最終的に選ばれた住宅会社は違いました。
でも、どちらも満足されていました。
理由は簡単です。
**「住宅会社を選んだ」のではなく、「自分たちの暮らしに合う家を選んだ」**からです。
得意なことは、それぞれ違います。
住宅会社には、それぞれ個性があります。
断熱や気密性能を得意とする会社。
設計の自由度を大切にする会社。
自然素材にこだわる会社。
コストバランスを重視する会社。
アフターサービスに力を入れている会社。
これは「優劣」ではありません。
スポーツに例えるなら、
短距離が得意な選手もいれば、マラソンが得意な選手もいるようなものです。
だから、「どこが一番か」ではなく、
「自分たちが何を大切にしたいか」
を先に考えることが大切になります。
比べるほど、分からなくなる。
住宅展示場を何社も見学すると、
「どこも良く見えてしまう。」
というお話をよく伺います。
それも当然です。
どの会社も、自信を持って家づくりをしています。
だから、比較する基準が曖昧だと、情報が増えるほど迷ってしまいます。
そんなときは、
「価格」
「性能」
「デザイン」
だけではなく、
「この会社は、私たちの暮らしを理解しようとしてくれているだろうか。」
という視点も持ってみてください。
家づくりは、商品を買うことではありません。
一緒に未来をつくるパートナーを選ぶことでもあるのです。
わたしたちが面談で大切にしていること
住宅会社をご紹介するとき、わたしたちは最初から一社に決めることはありません。
まず、ご家族のお話をたくさん伺います。
どんな暮らしをしたいのか。
何を優先したいのか。
将来、どんな生活を思い描いているのか。
その答えが見えてから、
「この会社なら、その思いを実現しやすいかもしれません。」
というお話をしています。
住宅会社ありきではなく、ご家族ありき。
それが、わたしたちの考え方です。
次回予告
第3話では、「営業担当者との相性は、家づくりを左右する。」というテーマでお話しします。
建物の性能や価格だけでは見えない、「人との相性」が、なぜ大切なのか。
実際の家づくりを通して、一緒に考えていきたいと思います。
家づくりに正解はありません。
でも、ご家族らしい答えはきっとあります。
わたしたちは、その答えを一緒に考えていきたいと思っています。
あなたのおうちの話を聞かせてください。