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【徹底解説】家を建てる流れ8ステップ!注意すべきことや期間も紹介
「家を建てる流れについて詳しく知りたい」
「家はどうやって建てればいいんだろう」
「家を建てる前にやるべきことを知りたい」
このような悩みをお抱えではありませんか?
家を建てるには適切な手順があります。
手順どおりに家を建てれば、スムーズに理想の家づくりができるでしょう。
この記事では、以下の内容について解説します。
・家を建てる流れ8ステップ
・家を建てる前に注意すべきこと5選
・【項目別】家を建てるのに必要な期間
最後まで読めば、家を建てる際の注意点や期間もわかり、住宅建築のイメージを掴めます。
家を建てる流れについて知りたい方は、参考にしてみてください!
家を建てる流れ8ステップ
家を建てる流れは、以下の8ステップです。
- 住宅会社・土地探し
- プラン・見積もりの決定
- 住宅ローンの仮審査
- 土地の売買契約
- 建築工事請負契約
- 住宅ローンの本審査
- 着工・引き渡し
- 登記
順番に解説します。
家を建てる流れ1.住宅会社・土地探し
家を建てるには住宅会社や土地を探す必要があります。
住宅会社・土地を探すにはインターネットがおすすめです。
インターネットには、多くの建築会社や土地などの情報あるからです。
住宅会社と土地探しは並行して行うようにしましょう。
土地が売り出されてから購入される期間は1ヶ月ほどです。
土地を決めてから住宅建築の予定を進めると、その間に他の方に土地を購入されてしまう恐れがあるからです。
また、住宅会社でおすすめの土地を紹介してもらえる可能性もあります。
そのため、住宅会社・土地探しは並行するようにしましょう。
不動産仲介会社を訪れて自分に合った住宅会社を数社に絞り込むのも、自分に合った物件を見つけやすいためおすすめです。
家を建てる流れ2.プラン・見積もりの決定
複数の住宅会社から建築プランと見積もりをもらうのを推奨します。
複数からもらえれば比較が可能で、ご家族に合った会社を1つに絞れるからです。
この時に、住宅建築の要望は細かく伝えるようにしましょう。
詳細に伝えれば、建築会社との住宅イメージ・予算のズレが生じにくくなります。
また、取り付けたい機能や設備に優先順位をつけておけば、予算を超えても外すべき要望を選別しやすくなります。
住宅会社との相談の段階で、取り付けたい条件の取捨選択ができるようにしておきましょう。
家を建てる流れ3.住宅ローンの仮審査
住宅ローンの事前審査でどの金額のローンまで組めるのかおおよそ可能です。
仮審査の期間は、一般的に2〜7日間程度で金融機関により異なります。
審査する主な項目は以下のとおりです。
- 年収
- 職業
- 年齢
- 資産
- 負債
仮審査で具体的な予算や建築できる住宅の範囲がわかるでしょう。
また、仮審査は土地や住宅会社を探している段階で申し込みできます。
家を建てる流れ4.土地の売買契約
仮審査が通ったら土地の売買契約をして購入に移ります。
契約をする際は、契約書と重要事項説明書に署名・捺印を押すので内容に疑問があったら質問するのがおすすめです。
契約したら法的関係を保つために手付金を現金で払います。
土地価格の5〜10%が手付金になるので、事前に用意しておきましょう。
家を建てる流れ5.建築工事請負契約
土地の契約後、家を建てる工事請負契約を住宅会社と結びます。
建築工事請負契約までに、住宅の間取りやデザインなどについて詳細に決めておくのがおすすめです。
請負契約で家の設計について双方で合意しますが、以降は契約書を結び直さない限り変更ができないからです。
工事請負契約は以下の項目などについて取り決めます。
- 建物の設計
- 工期
- 支払い条件
- 引渡し事項
契約書の内容を確認し不明点を無くすようにしておきましょう。
家を建てる流れ6.住宅ローンの本審査
住宅ローンの本審査で主に確認する項目は、以下のとおりです。
- 完済時年齢
- 健康状態
- 借入時年齢
- 年収
- 勤続年数
参照元:国土交通省|令和5年度民間住宅ローンの実態に関する調査結果報告書
審査の結果には1〜3週間かかります。
住宅ローンの本審査に必要な書類は、課税証明書や源泉徴収票などです。
お住まいの市区町村や勤務先で発行できるため準備しておきましょう。
本審査の申込は建築工事請負契約前でも可能です。
家を建てる流れ7.着工・引き渡し
工事請負契約・住宅ローンの本審査後に、不動産会社が住宅の建築を始めます。
工事中は騒音が伴うため、近隣に一言あいさつしておくと丁寧です。
会社によっては、住宅会社のスタッフが近隣に伝えてくれることもあります。
家の建築には、4〜6ヶ月程度の期間がかかります。
工事終了後に完成検査があり、合格すれば家の引き渡しが可能です。
引渡し時に以下の説明を受けます。
- 家の使い方
- 内観・外観
- 設備・機能
- アフターサービス
不具合やトラブルが発生した場合の対応についても確認しておくと安心できます。
家を建てる流れ8.登記
家の引き渡しが終わったら不動産登記をしましょう。
登記とは「取得した土地や建物が誰のものかを明記し財産を守る手続き」のことです。
地元の法務局でご自身でもできるが、複雑なため司法書士に任せるのがおすすめです。
司法書士に指示されたとおりに書類を記入すれば問題ありません。
登記によって土地と建物が自分のものであると権利を主張できます。
家を建てる前に注意すべこと5選
家を建てる際に注意することは、以下の5つです。
- ご家族が納得できているか
- 家の性能は十分か
- 予算はどれくらい組めるか
- 将来を見据えた家づくりができているか
- ご両親に相談できているか
それぞれ詳細に説明します。
1.ご家族が納得できているか
家を建てる際に、住宅についてご家族が納得しているかは重要です。
納得できていないと、家をリフォームして費用がかかったり、住宅ローンを組み直したりするデメリットがあるからです。
特に、以下についてはあらかじめ話し合いましょう。
- 外装
- デザイン
- 間取り
- 動線
間取りや動線を共有しておけば、実際に住んだ時の不都合が生じにくいです。
住宅を改修することがないように、ご家族で話し合いをしっかりしておくのをおすすめします。
2.家の性能は十分か
住宅建築において「耐震性」と「耐久性」は重要です。
耐震性と耐久性に優れていて地震に強く劣化しにくい家は、長く安全に住めるからです。
耐震性は以下の3つで左右されます。
- 耐震等級
- 構造
- 地盤
耐震等級は、1〜3のレベルがあり数字が大きいほど地震に強い家になります。
また、耐震等級2以上で長期優良住宅に認定され、減税や割引などを受けることが可能です。
耐久性が高い家は素材の防腐処理や湿気対策がされていて、住宅の寿命が長くなります。
理想の家の性能と必要な対策について確認しておくと、新たに機能を上乗せする必要がなくなるためおすすめです。
3.予算はどれくらい組めるか
ご家族の月収と賞与からどれくらい予算が組めるのか把握してしおきましょう。
購入予定の住宅費用を調べておくと、ローンをいくら組めばいいのか判断しやすいです。
住宅ローンの組み方は以下の2つを意識すると、家計を圧迫しないためおすすめです。
- 住宅ローンの組める額は年収の7倍まで
- 返済負担率(年収に占める住宅ローンの年間返済額の割合)を25%以内にする
組み立て可能な予算を決めておくと安心できます。
しかし、ご自身で実際に組む住宅ローンの予算を算出することについて、不安を感じる方も多いでしょう。
おうちの買い方相談室では、ファイナンシャルプランナーが在籍しておりご家族に適切なローンの提案が可能です。
無料で住宅建築の相談も可能なので、マイホーム購入を検討している方はお気軽にお問い合わせください!
4.将来を見据えた家づくりができているか
以下の状況に対応しておくと、長年住みやすい家になります。
- 子どもの成長による1人部屋の設置
- 子どもの独立による空き部屋の発生
- 老後に過ごしやすい設計
子どもが成長すると個人の部屋が必要になるかもしれません。
子ども部屋をつくるには、広い空間を間仕切り戸で区切ったり、収納部屋の荷物をまとめて新しく部屋を設置したりなどの方法があります。
また、1階だけで生活できる家にしておくと、階段を上る負担などがないため老後も暮らしやすくなります。
このように将来を見据えた家づくりをしておくと、長年安心して生活できるためおすすめです。
5.ご両親に相談できているか
事前にご両親に家を建てることを相談しておくと、以下の効果があります。
- 実家の近くに住むよう説得される恐れを防ぐ
- 土地や資金を援助してもらえる可能性がある
- 減税を受けられる可能性がある
ご家族によっては、実家の近くに住むことを強要されるかもしれません。
その場合、マイホーム建築の手続きを進めていても土地探しから計画を見直す恐れがあります。
しかし、事前に住宅建築の相談をしておけばご両親から説得されるリスクを防げます。
また、ご家族によっては土地や資金を援助してもらい、家づくりの負担が軽減するかもしれません。
一般的に援助を受けると贈与税がかかるが、両親や祖父母から住宅購入のための資金を受け取ると、一定の条件を満たせば500〜1,000万円までが非課税になるメリットもあります。
住宅建築を効果的に進められる可能性があるため、ご両親に家づくりについて話しておくのがおすすめです。
【項目別】家を建てるのに必要な期間
段階 | 期間 |
おおよその話し合いや予算決め | 1〜2ヶ月 |
住宅会社・土地探し | 3〜6ヶ月 |
詳細な打ち合わせや住宅ローン・工事請負などの契約 | 3〜10ヶ月 |
建築工事 | 4〜6ヶ月 |
引き渡し | 1ヶ月 |
住宅建築を考えてから短くても1年、長くて2年以上かかると見込んでおきましょう。
特に、家の間取りやデザインの詳細な打ち合わせについて時間がかかることが多いです。
事前におおよそのイメージや予算を決めておけば、住宅建築にかかる期間を短縮できます。
また、工法が決まっているローコスト住宅は期間が短くなりやすいです。
期間を短縮するためには、住宅の完成像をあらかじめ決めていたり工法を簡潔にしたりなどの方法があるので参考にしてみてください。
【最新のデータ付き】家を建てる費用相場
項目 | 費用 |
土地 | 1,929万円 |
新築注文住宅 | 4,034万円 |
土地と住宅購入資金の合計 | 5,811万円 |
参照元:国土交通省|令和5年度住宅市場動向調査報告書
土地と新築注文住宅の購入資金の全国平均は5,000万円を超えてます。
この金額は都市部も含まれているため、地方ではもう少し安くなります。
地方では土地も購入する場合、4,000万円程度の費用がかかることを見込んでおきましょう。
しかし、土地を保有しておけば敷地にかける費用がなくなるため安くなります。
土地あり・なしの場合などの相場については「【2024年最新版】家を建てる平均費用!土地あり・なしの状況別や内訳も紹介」で詳しく解説しているので、ご覧ください!
家づくりを相談するならおうちの買い方相談室がおすすめ
この記事を家を建てる際の参考にしてもらえれば幸いです。
マイホームは長年住むことになるため、慎重に家づくりを進めたい方も多いと思います。
また、ご家族ごとの理想の住宅を建築するには、お客様の要望を満たすように工夫できる専門家に相談するのがおすすめです。
おうちの買い方相談室では住宅購入のプロが在籍しており、個別相談を受け付けています。
住宅建築の詳細な流れやご家族ごとの予算の算出などが可能です。
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