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未来をつくる家づくりノート②-3
第2シーズン 安心して暮らすためのお金を考える
第3話
住宅ローンは、「金利」で選ぶものなのでしょうか。
住宅ローンのお話になると、多くの方が最初に気になるのは金利です。
「固定金利が安心ですか?」
「やっぱり変動金利の方が得ですか?」
ニュースで金利の話題が取り上げられるたびに、不安になる方もいらっしゃいます。
もちろん、金利はとても大切です。
でも、わたしたちは面談で、すぐに「固定がいいですよ」「変動がおすすめですよ」とお話しすることはありません。
なぜなら、その前に考えたいことがあるからです。
ご夫婦の会話から見えてきたこと
以前、ご相談いただいたご夫婦のお話です。
ご主人は、
「金利が低いなら、変動金利でいいと思っています。」
と話されました。
一方で奥様は、
「私は、毎月の返済額が変わらない方が安心です。」
とおっしゃいました。
どちらも間違いではありません。
ご主人は家計全体を見ていました。
奥様は暮らしの安心を大切にしていました。
そこで、わたしたちは金利の説明をする前に、お二人へこんな質問をしました。
「もし金利が少し上がったとしても、慌てずに生活できる家計になっていますか?」
しばらく話し合ったあと、ご夫婦はこうおっしゃいました。
「金利の話ではなく、家計の話だったんですね。」
その言葉が、とても印象に残っています。
金利は「数字」、暮らしは「毎日」。
住宅ローンは何十年という長い付き合いになります。
その間には、景気も変わります。
物価も変わります。
家族の暮らしも変わります。
だからこそ、今の金利だけを見て決めるよりも、
どんな変化があっても、安心して暮らし続けられるか。
その視点を持つことが大切だと、わたしたちは考えています。
固定金利には、返済額が変わらない安心感があります。
変動金利には、金利が低いうちのメリットがあります。
どちらにも良さがあります。
だからこそ、「どちらが正解か」ではなく、
「わが家には、どちらが合っているか」
を考えることが大切です。
大切なのは、無理をしないこと。
家づくりでは、建物の価格や住宅ローンばかりに目が向いてしまうことがあります。
でも、本当に大切なのは、家を建てたあとも笑顔で暮らせることです。
毎月の返済額に追われる生活ではなく、
旅行へ行ける。
子どもの夢を応援できる。
趣味も楽しめる。
そんな暮らしが続いていくこと。
住宅ローンは、その暮らしを支えるための道具です。
目的ではありません。
知っておきたいこと
住宅ローンは、一度決めたら終わりではありません。
借り換えや繰り上げ返済など、その時々の家計や社会情勢に合わせて見直せる場合もあります。
だからこそ、最初から「絶対に失敗できない」と考えすぎなくても大丈夫です。
大切なのは、今のご家族に合った選択をすることです。
次回予告
第4話では、「家を建てるなら、頭金は多い方がいいのでしょうか。」というテーマを取り上げます。
頭金を入れる安心感と、手元にお金を残す安心感。
どちらも大切だからこそ、一緒に考えてみたいと思います。
家づくりに正解はありません。
でも、ご家族らしい答えはきっとあります。
わたしたちは、その答えを一緒に考えていきたいと思っています。
あなたのおうちの話を聞かせてください。