blog
未来をつくる家づくりノート④-2
第4シーズン 暮らす場所を選ぶ
第2話
人気の街が、わが家にとって一番とは限りません。
土地探しを始めると、
「人気のエリアはどこですか。」
という質問をいただくことがあります。
確かに、人気がある地域には理由があります。
交通の便が良い。
買い物が便利。
学校や病院が充実している。
資産価値が期待できる。
どれも大切な魅力です。
でも、人気があることと、
「そのご家族が暮らしやすいこと」
は、必ずしも同じではありません。
「人気だから選ぶ」から「暮らしたいから選ぶ」へ
以前、ご相談いただいたご夫婦は、人気の住宅地で土地を探していました。
理由をお聞きすると、
「みんなが良いと言っているから。」
という答えでした。
そこで、少し違う質問をしました。
「もし、その街の名前を知らなかったとしても、この場所を選びますか。」
ご夫婦は少し考え込みました。
その後、休日に希望していた地域だけでなく、近隣の街も一緒に歩いてみることにしました。
すると奥様が、
「こちらの方が落ち着きますね。」
とおっしゃいました。
駅からは少し離れていましたが、公園があり、街並みにゆとりがあり、夕方には子どもたちの遊ぶ声が聞こえてきます。
「人気」ではなく、
「自分たちが心地よいと感じた場所」
を選ばれたご家族でした。
土地には、それぞれの個性があります。
静かな住宅街。
にぎやかな駅前。
自然が身近な地域。
新しい分譲地。
昔からの街並みが残る地域。
どれも、それぞれの魅力があります。
だからこそ、
「どちらが優れているか。」
ではなく、
「どんな暮らしに合っているか。」
という視点で見ることが大切です。
土地も、人と同じように個性があります。
「暮らし」を想像して歩いてみる。
土地を見学するとき、多くの方は敷地だけを見ています。
広さ。
形。
日当たり。
もちろん、それも大切です。
でも、もし時間があれば、少しだけ周辺を歩いてみてください。
朝ならどんな雰囲気だろう。
夕方はどんな人が歩いているだろう。
近所の公園では、子どもたちが遊んでいるだろうか。
スーパーまで歩いてみると、意外と近いかもしれません。
そんな小さな発見が、
「ここで暮らしたい。」
という気持ちにつながることがあります。
わたしたちが面談でお伝えしていること
土地探しでは、条件表を見ながら比較することが多くなります。
価格。
面積。
駅までの距離。
学校区。
もちろん大切な情報です。
でも、それだけでは見えないものがあります。
その街の空気。
人の流れ。
季節の変化。
そこで暮らす人たちの表情。
数字では表せないものも、暮らしやすさをつくっています。
だから、土地を見に行く日は、ぜひ少し時間に余裕を持って、その街を歩いてみてください。
次回予告
第3話では、「土地は100点を探すより、80点で決める勇気も大切です。」というテーマでお話しします。
理想の土地を探し続けることと、家づくりを前へ進めること。
そのバランスについて、一緒に考えていきたいと思います。
家づくりに正解はありません。
でも、ご家族らしい答えはきっとあります。
わたしたちは、その答えを一緒に考えていきたいと思っています。
あなたのおうちの話を聞かせてください。