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未来をつくる家づくりノート①-5
第1シーズン 心地よい暮らしを考える
第5話
「いい家」は、住んだあとに決まります。
家づくりを考え始めると、
住宅展示場へ行ったり、
完成見学会へ参加したり、
たくさんの家を見る機会があります。
そのたびに、
「このリビングは広くて素敵ですね。」
「このキッチンは使いやすそうですね。」
そんな感想が自然に出てきます。
それは、とても大切な時間です。
でも、わたしたちは時々、こんなことを考えます。
本当に「いい家」は、その日に分かるのでしょうか。
家の評価は、暮らしの中で変わっていきます。
あるお客様が、お引き渡しから数年後にこんな話をしてくださいました。
「家を建てた頃は、吹き抜けがお気に入りでした。」
「もちろん今も好きなんです。でも、それ以上に良かったと思うのは、冬でも家中が暖かいことなんです。」
別のお客様は、こうおっしゃいました。
「最初は収納が多いことがうれしかったんですが、今は『片付けやすい場所に収納があること』の方がありがたいですね。」
住み始める前に気になっていたことと、実際に暮らしてみて感じる心地よさは、少しずつ変わっていくものです。
それは、ご家族の暮らしが育っている証拠でもあります。
「家を見る目」は変わっていきます。
第1話では、「広い家より、ちょうどいい家」というお話をしました。
第2話では、「時間」を生み出す家について考えました。
第3話では、「暖かさ」が暮らしを変えること。
第4話では、「収納」は暮らしを整えるためにあること。
どれも共通しているのは、
家そのものではなく、そこで暮らす時間を見ていることです。
家づくりを始めた頃は、設備や間取りが気になります。
でも、暮らしを考えるようになると、
「この家でどんな毎日を送れるだろう。」
という視点へ変わっていきます。
それは、とても大きな変化です。
心地よさは、人それぞれ。
休日は家でゆっくり過ごしたいご家族。
友人を招いてにぎやかに過ごしたいご家族。
お庭で家庭菜園を楽しみたいご夫婦。
趣味の部屋で好きな時間を過ごしたい方。
どれも、素敵な暮らしです。
だから、「心地よい家」にも一つの答えはありません。
ご家族が「この家で良かった」と思えること。
それが、一番の答えなのだと思います。
わたしたちが面談で最後にお聞きすること
家づくりのお話が進んできた頃、わたしたちは時々こんな質問をします。
「10年後、この家でどんな休日を過ごしていたら、一番幸せだと思いますか。」
最初は少し考え込まれる方もいらっしゃいます。
でも、お話をしていくうちに、
「孫が遊びに来る家になっていたらいいですね。」
「夫婦で庭を眺めながらお茶を飲んでいたいですね。」
そんな未来の景色が少しずつ見えてきます。
その景色こそが、家づくりの目的なのだと思います。
第2シーズンへ
ここまで、第1シーズンでは「心地よい暮らし」について考えてきました。
そして、心地よい暮らしには、もう一つ大切なことがあります。
それは、
安心して暮らし続けられること。
どんなに素敵な家でも、住宅ローンや教育費、将来のお金に不安があれば、心から安心して暮らすことは難しいかもしれません。
だから次の第2シーズンでは、「お金」をテーマにします。
ただし、節約の話でも、住宅ローンの選び方だけでもありません。
暮らしを守るためのお金の考え方を、一緒に考えていきたいと思います。
家づくりに正解はありません。
でも、ご家族らしい答えはきっとあります。
わたしたちは、その答えを一緒に考えていきたいと思っています。
あなたのおうちの話を聞かせてください。
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