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未来をつくる家づくりノート0-1
第0シーズン 家づくりを始める前に
第1話
家づくりは、「家」の話ではありません。
「そろそろ家が欲しいね。」
そんな何気ない一言から、家づくりは始まることが多いように思います。
休日に住宅展示場へ出かけたり、インターネットで住宅会社を調べたり、土地情報を見たり。
家づくりを始めると、自然と「家」を探すことに意識が向かいます。
でも、わたしたちは、お客様とお話をするたびに思うことがあります。
家づくりは、本当に「家」の話なのでしょうか。
家は、暮らしを入れる器です。
例えば、お気に入りのマグカップを思い浮かべてみてください。
コーヒーがおいしいのは、マグカップがあるからではありません。
その時間が心地よいからです。
家も少し似ています。
広いリビングがあること。
使いやすいキッチンがあること。
収納がたくさんあること。
もちろん、どれも大切です。
でも、それだけでは「いい家」とは言えません。
その家で、
家族が笑ったり、
食卓を囲んだり、
季節の移り変わりを感じたり。
そんな毎日があってこそ、その家は「わが家」になります。
家は、暮らしを入れる器なのです。
「どんな家を建てたいですか?」
家づくりを始めると、よく聞かれる質問があります。
「どんな家を建てたいですか?」
その質問に、すぐ答えられる方は意外と多くありません。
平屋がいいのか、二階建てがいいのか。
和室は必要なのか。
吹き抜けは欲しいのか。
考えれば考えるほど、迷ってしまいます。
でも、それは当然のことです。
まだ経験したことのない暮らしを、最初から具体的に想像することは難しいからです。
だから、わたしたちは少しだけ質問を変えます。
「どんな毎日を送りたいですか?」
朝は、どんなふうに始まると気持ちがいいでしょう。
休日は、家族とどんな時間を過ごしたいでしょう。
10年後、20年後も「この家で良かった」と思える暮らしとは、どんなものでしょう。
その答えは、ご家族の数だけあります。
正解を探すより、わが家らしさを見つける。
住宅会社には、それぞれ得意なことがあります。
性能に自信がある会社。
デザインが魅力の会社。
価格とのバランスが良い会社。
どれが正解ということではありません。
ご家族が大切にしたいことによって、「合う家」は変わります。
だから、家づくりで大切なのは、誰かの正解を探すことではありません。
わが家らしい答えを見つけること。
それが、家づくりを楽しむための第一歩だと思っています。
暮らしのヒント
もし今日、ご家族がそろう時間があれば、一つだけ話をしてみてください。
「新しい家で、一番楽しみにしていることは?」
「庭でバーベキューをしたい。」
「冬でも暖かいリビングで過ごしたい。」
「休日は家でゆっくりしたい。」
どんな答えでも構いません。
その一言が、これからの家づくりの軸になることがあります。
次回予告
第2話では、「情報との付き合い方」について考えます。
家づくりを始めると、たくさんの情報に出会います。
その中で迷わないために、大切にしたい考え方をお伝えします。
家づくりに正解はありません。
でも、ご家族らしい答えはきっとあります。
わたしたちは、その答えを一緒に考えていきたいと思っています。
あなたのおうちの話を聞かせてください。